第5回 検見川チャリティーレース 2012/10/28

検見川の浜に普段集まるウインドサーファーの交流が生まれるような楽しいレースがあったらいいなぁ~・・・。
ウインドサーフィンを通じて地元と繋がり、役に立つような事が出来ないかなぁ~・・・。
そんな想いで始まった小さな小さなレースも今年で5回目を迎えました。

弱めのオフショア北風で、人もまばらなシーズンオフの検見川ビーチ。
叫び声をあげながら海で楽しんでいる奴らが。
「何をやっているんだろう?」「ウインドサーフィンの大会か?」「でも、やけに楽しそうだな」
これが、このイベントの恒例の風景。
今年も例にもれず、同様のコンディションで楽しい時を集まった仲間で過ごせました。

「参加者は集まっているのかい?」「まずまずですよ」「俺も出るよ」
気にかけてイベントに参加してくれた古くからの検見川ローカルウインドサーファーの方が3名いらっしゃいました。
翌日になって、「昨日はチャリティーレースだったんでしょ、レースは参加しなかったけど、寄付をさせてね」
もう一人、同じように古くからの検見川ローカルの方が、わざわざ寄付をしに来てくれました。
今年、自分が頭に残った印象的な言葉、出来事。

年に一度の小さな手作りの地元の大会。
気持ちある奴らが集まって楽しい一日を過ごす。
これから先も検見川の浜の恒例イベントとして続けて行きたいです。

~Kemigawa Legend Story since2008~となるように。

今年も参加してくれた皆様、ご寄付いただいた皆様、本当にありがとうございました。

画像提供は検見川のヒロさんです。第1回からずっと、このイベントを撮り続けてくれています。ありがとうございます。→NONMON
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~ 成績表 ~ 
1位は0ポイント、以下順位がポイントです。全3レースを行いました。優勝Bチーム!!

チーム  1  2 3  4  5 6 7 パドル
チーム戦
ウインド
チーム戦
ウインド
個人戦
合計
順位 
サクライ アサヌマ ヤゲタ ミカ テリー レオマ トモ 3ポイント 2ポイント 18ポイント 23ポイント 
0 欠場 6 5 2 0 5
ミヨシ ナガノ タナカ アリムラ カネコ ハヤシ ミサ 0ポイント 3ポイント 16ポイント 19ポイント 
欠場 0 3 3 4 2 4
サイトウ イワシタ ヨダ サトシ シバタ ダイシ オオツカ 2ポイント 0ポイント  26ポイント  28ポイント
3 欠場 2 4 6 5 6

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~ 募金先紹介 ~ 
何れも地元磯辺で、自分達の力で立ち上げた小さな福祉施設です。
ワークホーム「くるみ」さん

「障がいを持った方が一緒に暮らせる街づくりを」と、いう考えのもと、5年前に地元の方自身で立ち上げられたのが「くるみ」です。
行政から生活保護を受けていても、人との繋がりは行政は助ける事が出来ない。
くるみは、地域の障がいを持った方同士の交流の場であり、又、障がいを待たない方との交流の場です。
一人きりで、先々の人生に対し不安になっていた方達が、このワークホームで明るく生き生きとしています。
働いている方が、ここで得られる給料は一日¥500なんだそうです。ですが、それが一番の目的では無く、毎日出掛けて、人と話が出来る場が近くにある事が何より大事だそうです。
又、磯辺地区は高齢者が多いことから、一人きりの老人も多く、引きこもりがちになってしまうのだそうです。
人が出会い、交流が生まれる場所。
火曜日に「くるみサロン」を開いている目的は、そこにあるのだそうです。
地域の交流の場としても、「くるみ」は愛されている場所です。それは、自分達にとっては、週末の検見川の海の様なもんですね。


 
毎週火曜日のくるみサロンでは蕎麦と、うどんが販売されます。

手作りの商品が販売されています。
 

「カフェバルコニー」さん

社会に適応しづらい方が、社会的自立を図る為の支援を「地域の茶の間」として、住民との交流を通して行っています。開設から2年目です。
社会に適応しづらい方とは、精神障がいを持った方の事です。

カフェバルコニーは、代表者の藪下さんの息子さんが精神障がいだったことから、始まった場所です。自宅を開放し、レストラン(茶の間)とし、そこを訪れる人に挨拶をする事、そこに出す料理を作る為に包丁を持つ事、火を扱う事に馴れ、そして、その技術をもって、本当のレストランを開業し、そこで働けるようにしていきたいのだそうです。
精神障がいは社会的にまだまだ認知されておらず、見た目は普通の人と見分けがつかず、社会で適合していくことが難しい障がいなのだそうです。

包丁や火に馴れる必要? 最初は意味が分からなかったのですが、時に人を傷つけてしまったり、自分を傷つけたりする為に使ってしまう物なのだそうです。
何時、人格が豹変するかが分からない病気で、自覚が無い。
急に怒り出し、家族や他人を傷つけてしまったり、自分を傷つけてしまうのだそうです。
ストレスが原因なわけでは無く、豊かな国でも貧しい国でも100人に一人の割合で、その障がいを持った人がいるそうです。自覚症状が無いのだから、本人は分からない・・・。
特別な治療法も無く、薬で抑えているだけなのだそうです。
地域で、この障がいを持った方が、ここで働き、社会に適合する為の訓練を行っています。
実際、訪れた時に見た子達は、障がいを持っているかさえ分りませんでした。まさに普通の子達でした。
火曜日と金曜日に営業されるカフェ 

何時の日か検見川の浜で、「くるみ」さんや「カフェバルコニー」さんが作る料理が食べれるお店が開店したら、いいだろうな~。 
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 ~ 募金納入報告 ~ 2012/11/6
トータル¥56.000の寄付が集まり、半分づつお渡しして来ました。

 「くるみ」さん  「カフェバルコーニー」さん
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テキストby 検見川ビーチ連盟 岩下
 

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